「ビッグマック指数」って聞いたことはあるけど・・・
確かに一度は聞いたことがあるビッグマック指数。
でも内容は良くわかっていないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、最新版のビッグマック指数と共に、
- 初歩的なところから
- インフォグラフィックや図解入りで
- わかりやすく解説します
このビッグマック指数はイギリスの経済専門誌「The Economist(エコノミスト)」によって、1986年から毎年更新されている指標です。
この機会にビッグマック指数を完全に理解してビジネスや投資、海外旅行などにお役立てください。
※ おまけでビッグマックが世界一高い国、スイスでのマクドナルド体験記も掲載しています。
- ビッグマック指数を説明できるようになる
- 世界経済がもっと知りたくなる
- 日本経済の課題が見えるようになる
【2024年最新】ビッグマック指数
まずは世界のビッグマック指数を見てみましょう。おいしそうなビッグマックに目がいってしまいますが、我慢して数値を見てみましょう。
インフォグラフィックから見えること
順を追って解説していきますので、まずは下記3点に注目してインフォグラフィックを見てみましょう。
- スイス(CHE)が +44% で1番っぽい
- アメリカ(USA)は数値が入っていない
- 日本(JPN)は韓国や中国よりも低く -47%
ちなみに、②のアメリカに数値が入っていない理由は、アメリカが基準値だからです。
基準値のアメリカと比較して、スイスは+44%、日本は-47%となっています。
なにがプラスやマイナスなの?
次で詳しく説明します。
ビッグマック指数の”指数”って何?その計算方法は?
指数とは複数の意味がありますが、ビッグマック指数の”指数”は以下の通りです。
しーすう【指数】
・基準となる時点の値を100とし、百分比によって表す。引用:コトバンク デジタル大辞泉
ビッグマック指数は、アメリカで販売されているビッグマックの価格を基準(100)とし、その他の国の通貨を百分比(パーセント)で表しています。
百分比で表すために単位を揃える必要がありますよね。そのため、すべての通貨を為替レートを適応して、一旦アメリカドルに換算します(下記図解参照)
これで同じ土俵で価格を比較できるようになりましたね。
次に、アメリカのビッグマックの価格$5.69を基準値として、各国のドル換算後の価格差を+/-%で示します。(下記図解参照)
このように、アメリカのビッグマックの価格5.69ドルを基準として、他国との価格の差をプラスマイナス(%)で表されたもの、それが「ビッグマック指数」です。
世界各国のビッグマックの価格を「ドル(USD)」に換算した表を作成しましたので見てみましょう。
(参考までに日本円も追加しました)
順位 | 国名 | ビッグマック指数 (%) | 価格 (USD) | 価格 (円) |
---|---|---|---|---|
1 | 43.50% | $8.17 | 1,208円 | |
2 | 25.50% | $7.14 | 1,056円 | |
3 | 23.70% | $7.04 | 1,041円 | |
4 | 3.10% | $5.87 | 868円 | |
5 | 3.10% | $5.87 | 867円 | |
6 | 0.39% | $5.71 | 845円 | |
7 | 0.36% | $5.71 | 844円 | |
8 | 0.03% | $5.69 | 842円 | |
9 | 0.00% | $5.69 | 841円 | |
10 | -0.03% | $5.69 | 841円 | |
11 | -2.40% | $5.55 | 821円 | |
12 | -8.70% | $5.19 | 768円 | |
13 | -10.60% | $5.09 | 752円 | |
14 | -10.80% | $5.08 | 750円 | |
15 | -11.00% | $5.06 | 749円 | |
16 | -12.00% | $5.01 | 740円 | |
17 | -12.70% | $4.97 | 734円 | |
18 | -12.90% | $4.96 | 733円 | |
19 | -13.30% | $4.93 | 730円 | |
20 | -13.90% | $4.90 | 725円 | |
21 | -15.50% | $4.81 | 711円 | |
22 | -15.60% | $4.80 | 710円 | |
23 | -19.00% | $4.61 | 682円 | |
24 | -20.10% | $4.55 | 673円 | |
25 | -20.60% | $4.52 | 668円 | |
26 | -20.70% | $4.51 | 667円 | |
27 | -21.70% | $4.46 | 659円 | |
28 | -23.70% | $4.34 | 642円 | |
29 | -25.30% | $4.25 | 628円 | |
30 | -27.40% | $4.13 | 611円 | |
31 | -27.80% | $4.11 | 607円 | |
32 | -30.10% | $3.98 | 588円 | |
33 | -30.30% | $3.97 | 586円 | |
34 | -32.40% | $3.85 | 569円 | |
35 | -32.60% | $3.84 | 567円 | |
36 | -33.10% | $3.81 | 563円 | |
37 | -33.50% | $3.78 | 559円 | |
38 | -34.80% | $3.71 | 549円 | |
39 | -35.20% | $3.69 | 545円 | |
40 | -37.40% | $3.56 | 526円 | |
41 | -38.00% | $3.53 | 521円 | |
42 | -38.60% | $3.49 | 517円 | |
43 | -39.00% | $3.47 | 513円 | |
44 | -39.80% | $3.43 | 506円 | |
45 | -46.50% | $3.04 | 450円 | |
46 | -47.10% | $3.01 | 445円 | |
47 | -48.30% | $2.94 | 435円 | |
48 | -48.40% | $2.94 | 434円 | |
49 | -49.70% | $2.86 | 423円 | |
50 | -51.10% | $2.78 | 411円 | |
51 | -51.70% | $2.75 | 407円 | |
52 | -52.50% | $2.70 | 400円 | |
53 | -54.50% | $2.59 | 383円 | |
54 | -57.30% | $2.43 | 359円 | |
55 | -58.00% | $2.39 | 354円 |
※ドル/円の為替は、The Economistがデータ内で示している$1=147.86円で計算
指数の意味は理解できましたが、スイスではビッグマックが1,208円なんて高くて買えない!
それでは少し息抜きにビッグマックが世界一高い国、スイスでの体験記をお知らせします。
ビッグマックが世界一高い国、スイスでの体験記
世界一ビッグマックが高い国、スイスに行ってきました。本当のところどうなの?を確かめるため、スイスの第三の都市であるBasel(バーゼル)のマクドナルドに行ってきましたのでレポートします。
スイスのマクドナルドでの購入方法
私が訪れたBaselの店舗ではタッチパネルで注文するシステムでした。タッチパネルはクレジットカード専用のため、現金の場合には通常通りカウンターで注文と支払いをする必要があります。
タッチパネルのホーム画面で言語が選べますが、残念ながら日本語はありませんでした。
世界一高いビッグマックは本当だった!
カウンターの横にあった電子価格表。見ての通り、スイスでのBig Macの価格はCHF7.2、訪れた2024年10月6日時点での為替レートは1CHF=173.24円。
従ってスイスのビッグマックの価格は日本円で1,247円!
4人の合計金額は?
今回は4人でマクドナルドに行きましたが、驚きの結果が待っていました。下のレシートを見てください。
その額なんと驚きのCHF 59.10、日本円で10,238円!
マクドナルドに4人で行って、通常のセットを注文しただけで1万円越えです!
ビッグマックの品質は?
画像の通りビッグマックの見た目、大きさは日本と同程度でした。味は海外で食べているという満足感を考慮してもビッグマックはビッグマックでした。
やはり世界中どこでも同じ品質なんですね。後述しますが、この「世界中どこでも同じ品質」がビッグマック指数を学ぶ上で重要ですので覚えておいてください。
それでは休憩は終わりにしてビッグマック指数の核心に迫りましょう。
ビッグマック指数とは?
いよいよ本題の「ビッグマック指数とは?」に入ります。
おさらいすると、ビッグマック指数はアメリカのビッグマックの価格を基準に各国のビッグマックの値段をパーセントで表した指標ですよね。
ビッグマック指数から主に、以下の3つのことがわかります。
- 世界各国の物価
- 通貨の購買力
- 適切な為替レート
ビッグマック指数を理解するために、段階的に項目を見ていきましょう。
ビッグマック指数の基本概念
【1】世界各国の物価
【2】通貨の購買力
【3】適正な為替レート
どうしてビッグマックなの?
ビッグマック指数の基本概要
先ほどのスイス体験記の通り、ビッグマックは世界中で多少の違いはあるものの、同じ食材、調理方法で作られているため、どの国で購入しても同じ価格で買えるであろうという「一物一価の法則」に基づいています。
例えば、
でも同じにはならないですよね。
だからこそビッグマック指数を知る必要があるのです。
何がわかるの?【1】世界各国の物価
ビッグマック指数から相対的な物価を知ることができます。
物価水準がわかる
インフォグラフィックを見ると、スイスのビッグマックの価格は$8.17で最も高く、台湾は$2.39と最も安いです。
これにより、スイスの物価が高く、台湾の物価が比較的安いことがわかります。
物価の上昇(下降)率がわかる
下の表は、2011年のビッグマック指数と2024年のビッグマック指数を比較したものです。
2011年にアメリカのビッグマックの価格は$3.64でしたが、2024年には$5.69と、56%値上がりしています。
日本は2011年に320円でしたが、2024年には450円と、41%値上がりしています。
ビックマック指数を過去と比較すれば物価の上昇率を大まかに把握できます。
生活コストの比較
各国のビッグマックの価格を比較することで、海外旅行や海外赴任時の生活コストの違いを予測することができます。
もちろんビッグマックの価格だけでは不十分ですが、1位のスイスでの物価の高さを体験しています。
1位スイスでの体験:
筆者がホテルのレストランでお水をオーダーしたら瓶で提供されました。お値段なんとCHF7.50、日本円で約1200円でした!
このようにビッグマック指数は、複雑な経済指標よりも直感的に各国の物価水準がわかるのです。
何がわかるの?【2】通貨の購買力
ビッグマック指数では「購買力」を知ることもできます。購買力とは、その通貨でどれだけの商品やサービスを購入できるかを示す力のことです。
実質国内購買力
購買力を簡単に言うと、日本で900円あれば、ビッグマックが450円なので2個買えますが、アメリカだと$5.69(841円)で1個しか買えません。
この場合「日本円の国内購買力が為替レートが示す以上に高い」と言えます。
日本円による海外での購買力
下記は2011年と2024年のビッグマックのアメリカと日本の価格、さらに当時の為替を示しています。
アメリカでビッグマックを購入しようとすると2011年は900円あれば3個購入できましたが、現在では1個しか購入できません。
従って、日本円によるアメリカでの購買力は低下していると言えます。
何がわかるの?【3】適正な為替レート
ビッグマック指数は、各国通貨の為替レートが適正かどうかを評価する一つの指標となります。
購買力平価(理論上の為替レート)
購買力平価ということばを聞いたことありますか?購買力平価とは、異なる国で同じ商品がいくらで買えるかを示す交換レートのことです。
ビッグマックを例に挙げると、現在アメリカでビッグマックを購入するには$5.69、日本で購入するには450円です。
ビッグマックは同じ物なので、本来ならば、1ドル=79.09円であるべきなのです。
実際の為替レートとの比較
しかし、実際は1ドル=142.16円です(2024年9月29日現在)
理論値(79.09円)と実際の為替レート(142円/ドル)の差から、日本円が過小評価されていると判断できます。
通貨の過大評価・過小評価
過大評価、過小評価は計算することができます。
(実際の為替レート – 理論上の為替レート)÷ 理論上の為替レート×100
現在は、(142.16 – 79.09)÷79.09×100=79.74%
日本円は約79.5%も過小評価されていることになります。
どうしてビッグマックなの?
マクドナルドは世界100以上の国と地域で、約41,800店舗を構える世界最大級のファストフード店です。
そしてビッグマックは世界共通メニューとして同じ品質で作られているため「ビッグマック指数」として利用されています。
同じような指数でスターバックスの「トール・ラテ指数」をご存じでしょうか?
スタバも世界86ヶ国に38,587店舗を構えており、トール・ラテは世界共通のメニューであるためトール・ラテ指数として利用されています。気になる方は下記もご覧ください。
ビッグマック指数はあてにならない?
ビッグマック指数は物価や為替レートの簡単な指標として多くの人に知られていますが、それが全ての答えを示しているわけではありません。
特に投資や為替レートの判断材料として使用する際には注意が必要です。
ここでは、その理由について詳しく見ていきましょう。
ビッグマックだけで全部わかるの?
ビッグマックは、世界中で同じ商品として販売されているため、物価の比較に使われることが多いです。しかし、ビッグマック指数が全ての物価を正確に反映しているかというと、そうではありません。
特定の商品のみを基準にしている
ビッグマックはファーストフードであり、特に食料品の価格に影響を受けます。これは、他の業種や商品、サービスの価格動向を反映していないため、経済全体の物価動向を把握するには不十分です。
購買行動に依存する
消費者の購買行動は、ビッグマック以外の多くの商品やサービスにも関わってきます。人々が日常的に購入するのは、ビッグマックだけではなく、他の食料品、家賃、エネルギーなどです。これらの要素が考慮されていないため、生活費全体の理解にズレが生じる可能性があります。
そのため、他の商品やサービスの価格など、他の指標も考慮する必要があります。
お金の価値(為替レート)は日々変わる
為替レートは、国内外の経済状況や政治的な出来事、金利の動向など、複数の要因によって常に変動しています。
短期的な変動に影響を受ける
例えば、ある国の通貨が一時的に大きく下落した場合、それに応じてビッグマックの価格も変わります。しかし、それは一時的な現象であり、実際には経済全体が落ち着けば元の水準に戻ることもあります。そのため、瞬間的なレートだけで長期的な経済状態を予測するのは危険です。
為替の変動要因は複雑
為替レートには、貿易、金利、投資資金の流入などが影響を与えます。これらはビッグマックの価格変動だけでは説明できないため、為替レートの変動を予測するには他の要因も総合的に考慮する必要があります。
従って、他の指標も参考にし、未来は誰にも予想できないということを知っておきましょう。
文化や経済などお国の事情の違い
ビッグマック指数は一見グローバルな視点で物価を比較できる便利な指標のように見えますが、実際には国ごとの事情によって価格が大きく変わることがあります。
消費税や関税
各国の税制によって、消費税や関税がビッグマックの価格に影響を与えることもあります。高い消費税率や関税がかかる国では、同じ商品であっても消費者の負担が大きくなります。
労働コストの違い
国ごとに労働コストは大きく異なります。例えば、先進国では最低賃金や福利厚生の充実により労働コストが高い傾向があります。一方で、発展途上国では労働コストが低いため、同じビッグマックでも価格が安くなることがあります。
原材料コストの違い
ビッグマックの材料であるパンや肉、野菜などの価格は、国ごとの農業生産力や輸入依存度によって変わります。国内で多くの材料を生産できる国では原材料コストが低くなりますが、輸入に頼る国では輸送コストや関税が価格に反映され、ビッグマックが高くなることもあります。
ビッグマック指数から見る日本の経済
これまで解説してきたビッグマック指数。わたしたち日本の経済がどう映っているのか見てみましょう。
賃金とビッグマックとの関係
ビッグマック指数が高ければ物価が高くて生活に困っているのか?逆に物価が安い国は購買力が高くて生活が楽なのか?
このような疑問に回答するためには、賃金とビッグマックを比較すると良いでしょう。
- 中国(北京)= 約1個、
- 日本(東京)= 約2.3個(時給1,113円)
- アメリカ(サンフランシスコ)= 約3.1個
- スイス(チューリッヒ)= 3.3個
物価の高いスイスでは1時間働けばビッグマックが3.3個も買えるため、物価が高くても賃金も高い裕福な国と言えるでしょう。
経済成長の欠如
ビッグマック指数は、日本の経済成長の停滞を示す指標にもなり得ます。
物価が他国に比べて低いままであることは、一見すると生活費の安さを意味しますが、裏を返せば経済成長が十分でない可能性を示しています。
- 日本は30年間経済成長が停滞している。
- 経済成長がないため、賃金も上がらず、物価が安くても売れない状況。
- 他国は賃金が上昇し、正常な経済循環を維持している。
物価と賃金が適度に上昇することは、健全な経済成長の一部であり、消費者の購買意欲や企業の投資意欲を刺激するため、良い経済を作り上げるには日本の物価は少しずつ上がっていく必要があります。
ビジネスで活かす!ビッグマック指数の利用方法3選
ビッグマック指数は、世界中のビッグマックの価格を比較することで、各国の通貨価値を直感的に理解できるユニークな指標です。これをビジネスに活用することで、国際取引や市場戦略において大きなメリットを得ることができるかもしれません。
ここでは、その具体的な3つの方法をご紹介しますが、上述の通り、ビッグマック指数は完璧ではないため、他の指標と合わせて活用してください。
【1】 為替リスクを手軽に評価する
ビッグマック指数を使うと、各国の通貨が実際の購買力に対して過大評価されているのか、過小評価されているのかを簡単に知ることができます。
- どう役立つのか?
為替レートはビジネスの利益に直接影響を与えます。例えば、ある国の通貨が過小評価されている場合、その国からの輸入品は安くなります。
逆に過大評価されている場合、輸出が有利になります。ビッグマック指数を参考にすることで、こうした為替リスクを手軽に評価し、取引のタイミングや価格交渉に活かすことができます。
【2】 価格戦略に役立てる
ビッグマック指数は、各国の物価水準や消費者の購買力を示す指標としても使えます。
- どう役立つのか?
海外市場に商品やサービスを展開する際、適切な価格設定は成功の鍵です。ビッグマック指数を参考にすることで、その国の一般的な物価水準を把握できます。
これにより、現地の消費者に受け入れられる価格を設定しやすくなり、競争力を高めることができます。
【3】新興市場の可能性を見極める指標とする
ビッグマック指数は、新興国の経済状況や市場ポテンシャルを簡単に評価するツールとしても有用です。
- どう役立つのか?
通貨が過小評価されている国は、経済成長の余地がある可能性があります。ビッグマック指数を使ってそうした国を見つけ出すことで、新興市場への早期参入や投資のチャンスをつかむことができます。
これにより、競合他社に先んじて市場シェアを獲得することが可能になります。
まとめ
ビッグマック指数は、各国の物価、購買力、通貨価値を比較するためのとてもユニークな経済指標です。
この指数を使うことで、通貨の過大評価や過小評価を簡単に把握し、各国の購買力や経済状況を比較できます。ビッグマックという普遍的な商品を基準にすることで、世界中の物価の差や為替レートの歪みを測ることが可能です。
ビッグマック指数は、通貨や物価の比較を簡単に行うための指標です。各国の経済状況がわかりやすくなる利点があります。
ビッグマック指数には、経済状況を簡単に理解できるという利点がありますが、ファストフード業界固有の要素が影響するため、限界も存在します。それでも、この指数は多くのエコノミストや投資家、一般の人々にとって、通貨価値を知るための重要な指標となっています。
また、ビッグマック指数に似た他の指数として、トールラテ指数があり、それぞれ異なる商品を基準に、世界各国の購買力や物価の差を比較しています。
- ビッグマック指数は経済を簡単に理解するための指標
- 業界特有の要素が影響するため、限界も存在
- 他にもトールラテ指数がある
最後に、ビッグマック指数はあくまで通貨価値を簡便に理解するための一つのツールです。他の経済指標と併用することで、より包括的な経済分析が可能になります。
これからもビッグマック指数やそれに似た指標を使って、国際経済の動向を把握し、ご自身のビジネスや海外旅行に役立ててください。